2011/01/28

スクラップバスター ログキャビン

Florabundaの12枚目を仕上げたら、色々目移りしてしまいました。新しい作品に取りかかるのは気が引けたので、6”シリーズのキルティングをしたり、スクラップの整理をしたりしてました。あ、本を読んでて針仕事が進まなかったのもあり。

 今読んでいるのはトワイライトサーガ。去年読んだとき、あまりの甘さにめまいがして、トワイライト1冊で食傷してしまい、残りは放置されていました。スーキーシリーズと抱き合わせたのが悪かったと思い直して、リトライ中です。とりあえずトワイライトはおさらい気分で読んで、2冊目に入りました。やっぱり甘い。なんでこんなのが全米ヒット、と思いながらがんばってます。主人公に共感できないのが辛い。高校生の女の子ってこんなもの?自分の高校時代は。。。。憧れの人はいたけど、女の子同士でつるんでるのが一番楽しかったなあ。

















スクラップ整理で、昨年末に作った2-1/2"幅のバイアステープの残りをなんとかしようと思案中。他のバインディング(日本ではパイピングって言うのに気がついたのががつい最近!)に使うほどもないし、バティックだから他のプリントとマッチしないので単独で使うしかないようです。
今まで敬遠していたログキャビン、細いストラップ処理にはちょうどいいかと。ただブロックをたくさん作ったところで、何になるのか、どういう配置になるのか、まったく不明です。

と、作っていたら息子が来て、”ログキャビンだー”、と言うので驚きました。学校で奴隷の事を勉強していて、ちょうどアンダーグラウンド・レールロード、南部から北部への脱出ルートを習ったそうです。偶然にも少し前まで読んでいた本にもあったのですが、南部の奴隷解放支援者達がキルトブロックにサインを仕込んで、援助していたそうです。ログキャビンもそのサインの一つ。中央の四角、伝統的には赤(暖炉)か黄色(窓からこぼれる灯り)が使われるのですが、逃亡中の隠れ家を意味する黒もあるのだそうです。
奴隷解放支援のサインを含んだキルトのブロックは他にもたくさんあるのですが、すでに印刷技術や情報伝達方法が発達していた時代にも関わらず、ちゃんとした文献では残っていないそうです。状況が状況なので口頭で伝承されたものが残っているのでしょうが、信憑性という意味では曖昧な点もあるようです。
キルトのブロックが示したサインによって、多くの奴隷が自由を得た、というのは本当はファンタジーなのかもしれません。けれど、あの時代、支援者がいて、自由のために戦った人たちがいて、時代を経て、キング牧師のスピーチ、そして現職大統領がいて。そう言う時代の流れを理解するのにキルトが役に立つのなら、それでいいのじゃないかと思います。

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