2012/08/14

クッションとスノーボール



 クッション完成。裏は緑の花柄です。
半分ほど残っていたポリフィル(中綿材)をバッグのまま突っ込んだので、角の方まで中身が詰まってなかったり(笑)。寄りかかるとクシュクシュいってつぶれます。立ち直りも早い。ちゃんとしたクッションの中身を買おうと思ってるのですが、娘がこのクシュクシュ感がたまらないと言っているので当分このままかと。


送信者 mini quilt



スノーボールもパッチワーク完了。キルティングは上のクッションほどには力を入れません。というか、入れられない。High loft batting はハンドキルティングにはちときつい。
息子のキルトに使ったバッティングの余りもこれでほぼ消えました。20" x 10"ほど残ってるだけ。マグラグ2枚ぶんかな。

さて、次はアップリケキルト。アップリケ9枚揃いそうなので、セッティングを決めないと。

2012/08/09

蚊。ミニキルト達、完成、途中、作成開始

最近雨が多いせいで蚊が出始めました。音もなく近寄り、さされると痛い。結構腫れます。
娘が早速やられました。さされたらすぐに抗ヒスタミン剤入りのオイントメント(軟膏)を塗るようにあれほど言ったのに、無意識のうちにかきむしったら、足の甲が腫れ上がりました。スニーカーを履くのもつらいようです。アトピッ子だからか、かゆみに無自覚で、すぐに掻いてしまうんですよね。
写真撮らせて、と言ったら逃げられました。晒されたくはないようです。
あんまりひどいのでクリニックに行って内服の抗生物質を処方してもらいました。
だから、早めの処置が大切だとあれほど言ったのだよ、君。
おすすめの薬はCortizone 10 ointomentです。クリームはすぐに洗い流されてしまうので。


このひと月ほどの間に完成したのは一点。息子の積み木キルト。

12" x 12"です。途中で手首の故障があって2週間針が持てなかった時期があったので、完成まで時間がかかってしまいました。写真を撮ったので、そのうち八角形のバインディングのチュートリアル、アップします。


途中経過。
Applique in square quilt。キルトのクラスの課題の一つでした。子供の手形で記念キルトを作りました。わたしのは鳥で。鳩かな。昨日キルティングが終了、トリムしたてです。 
16" x 16"。ピンクでバインディングしてクッションになる予定です。

制作開始。
ワシントンのスノーボール、Snowball of Washington。別名Flowering snowball。手持ちのキルトの本に載っていたパターンです。水色の4パッチが9枚あったので使い回しています。スカラップの縁取りは初めてです。

2012/08/03

Binding バイアステープを使う方法

コースターを作っています。


バインディングのチュートリアルは私の分かりにくい写真よりもOh, Frassonのエリザベス・ハートマンさんのサイトがきれいです。カメラと照明とセンスの差が泣かせてくれます。さすがプロ。バインディングはこちら

でも私なりのコツもあるので2番煎じながら説明、いきます。

まず大きな違いは使うテープの種類。私はバイアステープを使っています。ストリップ(布目にそって切ったテープ)では端からほつれてくるので作業中にイラッと来ることがあります。二つ目は手縫いということ。布が4枚重ね+バッティングで厚いですが、縫えないことはありません。



 用意するのはキルトトップ、バッティング、裏地、バイアステープ。2インチ幅のバイアステープは二つ折りしてアイロンしてあります。



裏地、バッティング、トップの順に重ねてサンドイッチを作ります。小さいのでピンで留めただけ。
キルティングして、余分な裏地とバッティングをトリムします。角が直角になるように断つこと。仕上がりに差が出ます。
バインディング用のバイアステープです。広げて1cmほど折っておきます。

折り戻してバインディングします。
二つ折りにしたバイアステープ、輪が下になります。上は広げられるよ、と示しただけの写真です。

角まできたら上に 折り上げます。横のラインが一直線になっていること、45度の角度で折っていることがポイントです。
上のラインに合わせて折り下げます。ちょうど角に三角形が出来ています。
四隅を同じように折り返していきます。一周したところで余分なテープは切り落とします。
どれくらいが余分か。始点の一番短いところより1cmほど長め、くらいでしょうか。しっぽを頭に挟み込んでいます。
斜線に沿って印をつけます。
ピンを何本か抜いて作業しやすいようにしています。バイアステープを割り広げ、付けた印にそって 折り目をつけます。
 テープの始めと終わりにそれぞれ折れ目がついています。これを縫い合わせます。分かりやすいように印をつけましょう。
縫ったところ。余分な縫い代はトリムします。
割り広げて、二つ折りし直します。
ピンし直します。ちょうどバイアステープがキルトを一周しています。
端から1/4インチを縫い代として縫います。キルティングテープを使っています。角まできたら小さく返し縫い。
角の三角は縫いません。針をつき通して、次の辺を縫います。
縫い終わり。三角はフリーになっています。バイアステープをひっくり返して裏に持っていきます。



 横のライン、まっすぐになるように折り返します。
ピン留め、便利ですよ。普通に待ち針を打つ以上にアイロン効果があります。
 角が直角になるように折り返します。
四隅を仮留めしました。あとはまつり縫いします。冒頭のサイトを参照して下さい。うちのデジカメでは接写は無理。
 完成
完成、裏。

二つ並べてみました。

裏を見たら一目瞭然。

好みで使い分けて下さい。
個人的にはバイアステープを使うのが好きです。形がしっかりしますし、デザイン的にも違う色を合わせやすいので。なにより、バイアステープが二重になっていますから、すり切れにくくなっています。時間と手間はかかりますが、満足度も上かと。




バイアステープの作り方



キルトのバインディングや、ワンピースの襟ぐり、袖ぐりの始末など、バイアステープは必須です。

でも市販のバイアステープ、高いんですよね。マッチする色も少ないし。
ということで、作ってしまいましょう。ファットクォーターのセールのときに好きな布を買って作ったら、すごく安上がり。あら、そういえば今週末がセール。


市販のテープは4つ折りになっていますが、キルトのバインディングには私は2つ折りで使っています。使い方はバインディングの方法で説明します。
ミニチュアキルトやコースターなどの小さい作品のバインディングは1/4インチ、7mm幅で仕立てるので2インチ幅のテープを作ります。
12インチ以上のキルトのバインディングは3/8インチ、1cm幅が好みなので2.5インチ幅のバイアステープを作ります。




と言いながら手持ちの布で。裏面です。
バイアスというのは布の目に対して45度の斜め方向を指します。

 こうやって折ると、斜線が布目に対するバイアス方向になります。この斜辺に沿って布を切ればバイアステープになるわけです。でもこのままでは長いし、バイアス方向は伸びやすいしで、切るには一工夫が必要です。
頂点をつまんで手前に折りました。
左の斜辺、最初に輪になっていた方からバイアステープを断ちます。でもまだ長いですね。


更に折ります。左の斜辺がずいぶん短くなりました。8枚重ねになっていますが、がんばって切りましょう。

今回は2インチ幅のテープを作ります。フィニッシュサイズは1/4になります。
輪になっているので半分のサイズ1インチで断ちます。

2-1/2インチ幅のテープを作る時は1-1/4インチで。


2本目以降は2インチで断ちます。 













2回の裁断で3本のテープが出来ました。これをつなぎます。













2本のテープを直角になるように重ねます。縫い代分がはみ出ています。だいたい1/2インチでしょうか。重なりの角から角までを縫います。縫い代は割ってアイロンします。はみ出ている部分は切り落とします。








半分に折ってアイロンします。
この状態で保存します。

私は空になったスプール糸巻きに巻き付けています。













2012/08/01

Binding 裏地を使う方法

Bindingバインディング。キルトの端の始末のことです。日本語ではパイピング。でもアメリカでパイピングと言うと、また別の技法のことになってしまいます。バッグやクッションの縁飾りで使うパイピングコードを作ることを指します。
バインディングはキルティングの終わったサンドイッチの端を布でくるんで仕立てることを言います。いろいろな方法があるのですが、3種類ほど紹介しようかと思っています。

まず1つ目。
裏地Backingを表に畳み込んで始末する方法です。


 用意するのはキルトトップ(パッチワーク/アップリケ ワーク)、少し大きめサイズのキルトバッティング、トップより2インチ大きい裏布。
これはコースター用の小さいキルトで、縫い代込みで4インチ角です。裏布は6インチ角になります。バッティングはすでにトップと同じ大きさに切ってありますが、通常のキルトを作る時は、キルティングの後でトップに合わせてトリムします。
 ブロックのフィニッシュサイズに合わせてキルティングしています。
キルティング後、裏布をトップより3/4インチ大きめ(バインディングを細くしたい時は5/8インチ大きめ)にトリムします。
分かりやすいように線を引いています。
裏布を2回折ります。アイロンしてしっかり印をつけます。角を落とします。

包み方
まず角を折ります。切り落とした端はキルティングラインよりわずかに外側になります。

裏布を端から1回折ります。


実はこの写真、スティックのりでのり付けしてます。ウォッシャブルだから、後で洗って落とせます。便利。
もう一度内側に折ります。
角もきれいにカバーできてます。

あとはまつり縫いでかがります。
角は開くようなら2目ほど留めて下さい。








完成

完成、裏。